2007年07月30日

「空白の1点」解説

[レビュー]

前項で「ドカベン」の空白の1点について述べたので補足をば。
(なにしろ古いマンガですから知らない人多いと思うしw)


1アウト1塁3塁で、

バッターは強振!
かなりいい当たりで右中間を抜けるかと思われましたが、
ライトのファインプレイによってダイビングキャッチをされてしまいます。
(フライアウトで2アウト目)

あわてたのは1塁ランナー。
抜けると思って2塁ベースも回って3塁に向かっていたのに、
ファインプレイでキャッチされてしまったわけですから、
あわてて1塁に戻ってきました。

しかしやはり間に合わず、
ライトからのファーストへと送球され、
あえなく3アウトとなりました。

ちなみにサードランナーはというと。
サードに戻ることもせず、
ファーストランナーがアウトになる様を
ホームベース上で呆然と見ていたのでした。

ピンチをダブルプレイで切り抜けた守備陣は意気揚々とベンチへ引き上げます。
「いやーよかった。0点で切り抜けたよ、外野手GJ!」

なーんて言ってたら
アレ?スコアボードには「1」の文字が・・・


以上が有名な「空白の1点」のあらすじ。

さて、この1点はいかにして入ったのでしょうか?
以下、解説。

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2007年07月29日

大きく振り逃げて

[レビュー]

http://jp.youtube.com/watch?v=SiS2-t5s4ig

高校野球の地方大会の話ですが、結構有名なので知ってる方も多いかと。

あらましを言えば、

ツーアウト1,3塁の状況で、
ワンバウンド投球、打者空振り(ハーフスイング)
その後「振り逃げ」
守備側はこれに対してアウトを取る措置をせず
(あまつさえチェンジだと思って全員ダグアウトへ)
ランナーと打者走者は全員生還し3点追加

という流れです

間違えないでほしいのは、
これは「誤審」とか「疑惑の判定」とかの類ではなく、
「ルールの盲点」とか言うレベルの話でもなく、
単純に、守備側(横浜高校)のボーンヘッド(単純ミス)です。

動画見ればわかるけど、実況中継のアナウンサーは、
早々と振り逃げ3点追加について言及してますよね。
そのくらい「わかりやすい」ミスだってことです。

★ルール確認「振り逃げ」
「ノーアウトまたは1アウトでランナーが1塁にいる」以外の状況で、
スリーストライク(空振りかどうかは問題ではない)目の投球を
キャッチャーが正規に捕球できなかったとき、
打者は打者走者となり1塁に進塁する義務を生じる

※ノーアウト or 1アウトで1塁ランナーがいるとき振り逃げにしてしまうと、
「わざと振り逃げにしてゲッツー」という荒技が生じてしまうので
それを防ぐための状況設定と考えられる

この場合、ツーアウトなので状況に問題なく、
スリーストライク目のボールをワンバウンドして捕球しているので、
「正規の捕球」ではなくなるため、
打者は1塁に走れる(つーか走らないとアウトになる)わけですね。

ちなみにこのとき球審はストライクのコールをしていますが、
アウトのコールはしていません。
最後の説明にもあったように、
振り逃げが生じた場合3ストライクでアウトにならないからです。

この場合守る方としては、
キャッチャーが1塁に送球するか
打者(走者)にタッチをするかしてアウトを取らなければいかん訳です
(もちろん、打者走者が走る義務を放棄した場合もアウトです)

しかし、こういう言い方をするのもかわいそうですが、
野球選手としては最低レベルのプレイだと思います。
誰が、ということではなくナイン全員が(つかベンチもベンチだ)。
昨日今日野球始めたわけでもあるまいに、
誰一人3人ホームインするまで振り逃げに気づかないとは。
振り逃げそのものが成功したか失敗したかは結果だからどうでもいいけど、
その場の人間の誰か一人でも、審判に
「振り逃げですか?」
「スリーアウトですよね?」
という確認ができていれば少なくとも3点はなかったはずです。

野球のプレーの半分はアピールプレーです。
ダイビングキャッチした選手がグローブを高々と上げるのも、
「俺はちゃんと取っているぞ」というアピールであり、
きわどいコースの投球を捕球したキャッチャーがミットを動かさないでいるのも、
「このコースはストライクでしょ」というアピールであり、
ランナーコーチがきわどいときセーフのアクションをするのも、
「こっちが早かった」というアピールです。
有名な「ドカベン」の対白新における「空白の一点」だって、
アピールプレーの怠慢によるものです(まあ、これはルール上のからくりもあるんですけど)

野球においてアピールをせずに勝手に決めつけることは、
一番の怠慢プレーです。
名門野球部にとって、これは良い教訓になることと思います。

ちなみに、
振り逃げはルール上「三振+キャッチャーのエラーで進塁」になります。
この現象を「振り逃げスリーラン」と表現しているメディアもあるようで、
(スリーランは3点入ったってことなので、その表現は間違いじゃないにしても)
「え?振り逃げでランニングホームランってこと?」と勘違いしてる人もいるかと思いますが、
実際の記録上は「三振+キャッチャーエラー+盗塁(ディレードスチール)」になるものと考えられます。

2007年07月25日

百枝まりあの考える野球

最近、おお振り以外のネタがありません。

管理人です。

さて。
おお振りへのコメントなんかで意外に目につくのは、
「野球ってこんなにいろいろ考えてやってんのか~」
という感想。

まあ、「本気で勝とうとする」野球をやったことある人(部活とかね)なら、
いまさら驚くようなことでも、真新しいことでもないんですが、
確かにそう言われてみると、
野球マンガとかプロ野球中継とかニュースとか、
そういう「野球のことをよく知らない人」が目にする媒体では、
ほとんど戦略的側面に触れてないからしょうがないことなのかもしれません。

野球中継の解説とかダメダメなの多いからね。
戦略的な解説全然しない(できない?)し。
少なくとも、プレーの巧拙だけを論ずる(「今のは上手かったですね~」的な)のは解説とは言わない。
思惑(理想)と結果の間に何があったかを論ずるのが真に解説というのであって、
そーゆー意味では、元西武監督の森さんの解説はオススメ。

ま、それはそれとして。

同じマンガ・アニメという媒体で比較しても、
例えば「巨人の星」のように主人公が(努力にしろ天性にしろ)卓越した能力を持つ場合は、
どんどん個人プレイに傾倒していってしまうわけですよ。
あの「ドカベン」ですら最終的にはドカベン(と岩鬼)のホームラン頼みという、
個人プレイ万歳な展開になるわけだし。

もっとも、そういう傾向が強くなるのは、
そもそも野球というスポーツのスタイルが「投手vs打者」という図式から成り立っているから。
わかりやすく野球をやらせようとすれば個人プレイに走るのは仕方ないことで
野球マンガの作者が全部悪いわけではありません。

でも、実際に野球やってみれば、
ホームランどころかヒットの希少性っていうのを感じるわけです。
例えば(かなり高めに見積もって)チーム打率を3割とすると、
1イニング(アウト3つ取られるまで)で2本のヒットを打つことがいかに大変か。
1イニング内にランナーをホームに帰さなければどんなにヒットを打っても点にならないのが野球。
その結果として、
「ヒットを打たなくても出塁あるいは進塁させる方法」(盗塁や送りバント)
「ヒットを打たなくてもランナーを生還させる方法」(スクイズや犠牲フライ)
「ヒットを打てる確率を上げる方法」(投手を疲れさせる、配球を読む)
などの戦略があり、
守備側にはそれを阻むための戦略があるわけで。

実際の野球っていうのは、
個人が華々しく活躍するよりも、
そういうある意味地味なプレイの方が主眼なわけです
(もっとも、そういうプレイができる選手はチーム内で高い評価をされるわけですが)

そして、これはトーナメント主体で
負けたらおしまいの高校野球においてもっとも顕著であると言えます

逆に言えば、なぜ「おお振り」以外にそういう視点の野球マンガが稀少なのかの方が不思議です。
(まあ、皆無じゃないにせよ)

まあ確かに、試合運びは華々しくはないけどねw

以下、西浦対三星戦における得点シーン解説

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2007年07月19日

がんばってるキミへ「ありがとう」

[レビュー]

最近、おお振りブログと化してますが、何か言いたいことでも?

管理人です。

さて、新OPも(1週間たたずに)馴染んできた今日この頃ですが、
新EDの「ありがとう」っていい曲ですねぇ。

今 どうしようもなく とめどなく
あふれだす 涙を辿れば
思い出の中にいる あなたに逢える
ずっと どうしても どうしても
素直に言えなかった言葉
「本当にありがとう」

ああ 生まれ育った街 培った がむしゃら情熱
思い通りにいかない度に 自分を信じられなかった
そんな時にはあなたの 汗水流してる姿に
魅せられてた 助けられてた 何度も

届かなくても追いかけて バカみたいに転んだけど
あきらめない大切さを 教えてくれていたんだ

今 どうしようもなく とめどなく
あふれだす 涙を辿れば
思い出の中にいる あなたに逢える
ずっと どうしても どうしても
素直に言えなかった言葉
「本当にありがとう」

あなたに「ありがとう」

EDの映像(下校シーン)も印象深いんだけど、
こうやって詞だけ書くと、

がんばってた人がいて、
それを見て、がんばろうとする人がいて。
がんばったその先に、感謝の言葉があって。
でもそれはそれで終わりではなく、
そのがんばりを見ている人がやっぱりいて・・・

人が人に勇気付けられて勇気付けて。
「真摯な姿勢」って凄い連鎖を生むんだな、って思います。


で、話は3km先に吹っ飛ぶわけですが、

各地で甲子園の予選も始まったことでしょうが、
「ドラマチック」導入したブラバンっているのかな?
ちょっと楽しみではありますw
(つか、時期さえ合えばセンバツの入場行進曲狙えたんじゃね?と思いますがw)

2007年07月17日

緊急指令!導火線に点火せよ!

[レビュー]

もう10年以上も昔になるんですねぇ・・・

と、いきなり切り出してみましたが、
何のことかというと、「ふしぎ遊戯」(朱雀編アニメ版)のことです。

この「ふし遊」を見たことがある人ならお分かりかと思いますが、
EDの「ときめきの導火線」って、かなりインパクトありましたよね。
たいていストーリーモノのアニメは来週に伏線をはって終わるのが世の常というもの。
(ギョーカイ用語で言うところの「引き」ですね)
で、この「ときめきの導火線」はそれを逆手にとって、
EDのイントロを「引き」の部分にかぶせて使い、歌い出しからエンディングに突入するという作りでした。
(だからイントロ部分がかなり長い)

で。
これが某コメント付動画サイトでブームの兆し(?)ですw

http://www.nicovideo.jp/watch/sm611428

http://www.nicovideo.jp/watch/sm628113

まあ、要するに「おお振り」のいろんな場面でイントロをスタート(これを点火という)させてみよう、という企画。(ちなみに、おお振りの場合は「ふしぎ球技」ともいうらしい)

なんかじわじわくる面白があるね。
もっと裾野が広がるといいなーw

2007年07月15日

おお振りのOPが変更になった件

[レビュー]

まだ日が浅いからかもしれませんが、
フィット感でいうと、「ドラマチック」のほうがまだ高いですね。

まあ、もう少ししたらなじんでくる気もしますが。


さて、「おお振り」ネタで恐縮ですが、
実は私、つい最近まで、

「三星の理事やってるじーちゃんは、三橋の母方の祖父」

だと、思い込んでいたんですよ。何故か。

何故でしょう?w

自分でもよくわからないです。ほとんど無意識のうちに決め付けてたというw

実際にどちらかのじーちゃんなのかは原作で明らかになってはいませんが、
現在わかっている状況証拠としては、
(1)レンレンの両親は駆け落ち婚→たぶん「三橋」の姓は父方 (パパンが婿養子になる理由がない)
(2)従姉弟のルリの姓も「三橋」
(3)ルリは中高と三星学園
(4)中学時代、レンレンはルリの家から通っていた
(5)但し、ルリが理事の血縁である、という決定的な言質はない
(6)かけおちの原因が三星の祖父である、という言質もない
(7)小学生時代からレンレンはルリの家にたびたび遊びに来ることがあった
(8)レンレンのママンは西浦高校卒→たぶん出身は埼玉県内
(9)レンレンのママンはルリのママンを「義姉さん」と呼ぶ

・・・状況証拠は父方の祖父で当確っぽいw